その疲れ、寒暖差疲労かも!?
こんにちは。
4月並みの春の気温になったり、1月並みの気温に戻ったりと寒暖差が激しい日々が続いていますね。
気温以外でも、先週末の地震をはじめ、大雪や防風など地域によって大変なことになっております。
今回の地震、結構長く揺れてましたよねぇ。うちもTVが倒れそうでおさえていました。
これは、2011年に起きた東日本大震災の余震で後10年は続くだろうと予測されています。
2020年に行われた非常時の防災袋準備に関するアンケート結果は、東北地方では39.1%、関東ではしている方が45.9%の結果でした。
喉元過ぎるとなんとやら、自分も全然準備できていないと反省。
被害にあわれた方へのお見舞いを申し上げるとともに、自分も10年前の地震を思い出し災害についての対策をもう一度しっかりしなければと思いました。
閑話休題。
さて、今回はさらっと最初にふれた気候の寒暖差で起きる疲労「寒暖差疲労」(まんまですね。。。)についてです。
「寒暖差疲労」とは言葉の通り寒暖差によって疲労が蓄積されることです。
人間の身体は自律神経によって身体の機能が調整されています。
自律神経が調整する機能の一つに体温があります。
寒暖差が激しい環境に常に身を置いていると、自律神経がこの環境に適応しようと頑張ります。
寒い時には体を震えさせて熱を出して体温を上げる、暑い時には汗をかいて体温を下げる指示を出しているのです。
なので寒暖差が激しいと、「やれ体温上げろ!」「やれ下げろ!」と反対の指示を出しっぱなしになります。そうすると、指示を受ける身体も「どっちやねん!?」という状況になってしまいますよね。自分たちも仕事をする上で、違う指示を交互に上出されたら、指示する側もされる側もげんなりして疲弊しちゃいますよね~。
というわけで、体に関しても自律神経が疲弊し、結果として体の疲労にもつながってしまうのです。
この状態が続くと自律神経の乱れに繋がります。メダパニ状態です。
そうすると、体調不良を起こしたり、風邪を引き起こしやすくなったり、夜寝つきにくくなったりといった身体や心の不調へとつながる可能性があるのです。
■ 寒暖差疲労チェック
当てはまるものがどれだけあるかをチェック!
(出典:医療法人社団 原武会 北部病院HPより)
□ 手足が冷たく感じる
□ 熱中症になった事がある
□ 不規則な生活をしている
□ お酒を頻繁に飲む、または量が多い
□ ストレスが多い
□ 夏の暑さも冬の寒さも苦手
□ 季節の変わり目に体調を崩しやすい
□ エアコンが苦手
□ 冬は寝つきが悪い
□ 冬はヒートテックが必須
4つ以上当てはまると、要注意とのことです。
■ 寒暖差疲労対策
寒暖差疲労にならないための対策を5つご紹介します。
① なるべく温度差をなくす
寒暖差疲労を起こさないためには、まず体に寒暖差を感じさせないことが大切です。
室温はエアコンなどで一定の温度に保ちましょう。環境省によると理想の室温目安は、冬は20℃・夏は28℃とされています(エアコン設定温度ではなく、室内温度目安なので注意!)。
特に冬場は、世界保健機関(WHO)による「住宅と健康に関するガイドライン」でも、室温コントロールの重要性が認められており、特に冬季の健康を守る室温として18℃というのが世界基準で提案されています。
ただし、外気温との差が大きくなると、外に出たときに体への負担が大きくなります(室内外の温度差は7℃以下が望ましいといわれています)。
真冬や真夏以外に外出する際は、薄手のカーディガンや上着を重ね着して、うまく体温調整を行う事をお勧めします。
② バランスのとれた食事
バランスの良い食事をとって、寒暖差疲労に負けない体づくりをしましょう。
人間のエネルギー源になる栄養素として、糖質・脂質・タンパク質があり、これらを3大栄養素といいます。それにビタミン・ミネラルを加えたものを5大栄養素といいます。
主に3大栄養素は、体内でエネルギー源やからだの組織をつくる働きをし、ビタミン・ミネラルは体の調子を整える働きをします。ビタミンの中で、ビタミンB群は疲労回復効果があるといわれています。
バランスよく栄養素をとり、強い体を作りましょう。
③ 良質な睡眠
自律神経は循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。
昼間の時間帯や体を活発に動かしたりするときに活発になる「交感神経」と夜間やリラックス時に活発になる「副交感神経」の2種類があります。
この「交感神経」と「副交感神経」が、互いにバランスをとりながら健康状態を維持しているのです。
良質な睡眠をとることは、副交感神経を優位にし、リラックスすることで心身を疲労から回復させるのに有効です。
睡眠の質を向上させるための6項目
- 就寝3時間前には夕食を済ませる (就寝時には消化活動を終わらせている)
- リラックス効果のあるハーブティ(カモミール・ローズ・ラベンダーなど)を飲む
- ぬるめの入浴でリラックス
- 休日の生活サイクルを整える (体内時計を狂わせない)
- 自分に合った寝具を選ぶ
- 寝る前(寝ながら)スマホをひかえる
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④ 適度な運動
適度な運動を習慣化して、疲れにくい体を目指しましょう
簡単に始められるものとしては、ウォーキングやジョギング・ランニングなどでしょうか。
ランニングに関しては、健康に良くないとの意見も多くあります。これは競技レベルの追い込むような走りを行うと、血管や心臓に負担がかかるからです。
現にアメリカの心臓学者が調査した結果によると週に32~40kmを走る人は、全く走らない人と比べて、死亡率が変わらないとのこと。つまり、運動不足の人と死亡率が変わらないという結果でした。
しかし、週8~32kmを走る人は走らない人に比べて、死亡率が19%も低かったという結果も出ています。つまり、適度なジョギング・ランニングは健康に良いということです。
また、「米アイオワ州立大学の研究チームによる追跡調査」では、ジョギング・ランニングをする人としない人では、する人の方が全死亡リスクが30%低いという結果が出ています。また、心疾患・脳卒中の死亡リスクは45%低く、平均寿命も3年長いという結果でした。
適度であれば、ジョギング・ランニングは健康活動として効果的ということです。
⑤ 入浴
入浴すると全身の血行が良くなり、体に蓄積された疲労物質を取り除く効果が期待できます。入浴剤を使用するのも良いでしょう(当店でもリラックス効果のある入浴剤の販売を行っております。商品説明はコチラ!どうぞご利用下さいませ)。
入浴の3つの健康効果をまとめると(バスクリンさんのHPより)
・温熱作用によるもの
お湯に浸かると当然体はあたたまります。
これが温熱作用です。
温熱作用としては、皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血流が良くなります。
それにより体内の老廃物や疲労物質の除去、コリがほぐれ疲れが取れます。
また、内臓の働きを助け、自律神経をコントロールする作用もあります。腎臓の働きもよくなり、利尿作用がはたらきます。
そして、入浴の仕方によってはヒートショックプロテイン(HSP)が生成され、細胞が活性化し、免疫力アップも期待できます。
・水圧作用によるもの
お風呂でも、水圧を受けます。
この圧力はウエストが3~6cmも細くなるほどなんです。
この圧力で、足にたまった血液が押し戻され、心臓の働きを活発にし、血液の循環を促進します。
また、腹部にかかる水圧が横隔膜を押し上げて肺の容量を減少させるため、空気を補うために呼吸の回数が増え心肺機能が高まります。
・浮力作用によるもの
プールや海に入ると浮力が働いて、体が浮くのと同様、湯船の底に身体が沈んでいても
同じです。
お風呂に浸かると、体重は約9分の1程度になります。普段体重を支えている筋肉や関節は、その役割から開放され、緊張からくる脳への刺激が減少します。
見えない身体の負担を軽減することにより、心も開放されてリラックスできるのです。
リラックスできる時間をとって自律神経のバランスを整えるためにも、シャワーで済ませるのではなく、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。
⑥ 番外編
最後に、弊社のメインサービス「整体」も付け加えさせてください。
寒暖差疲労は自律神経の乱れからと書かせてもらいまいましたが、整体でも自律神経を整えることができます。
自律神経が乱れる代表的要因として「精神的・身体的ストレス」が挙げられます。
このうちの「身体的ストレス」とは、
不良姿勢、体のゆがみ、長時間のパソコン・スマホ、長時間労働、
睡眠不足、歯ぎしり、食いしばり、片噛み、足組みなど
があげらえます。
その様な身体のストレスが原因となって肩こり・腰痛・関節痛などをおこします。
逆からたどって、肩こり・腰痛・関節痛などを改善させることにより身体のストレスを軽減し、自律神経を整えるのです。
また、もみほぐしにより血行が改善され、筋肉の緊張がゆるむことでリラックス効果も望めるのです。
寒暖差疲労のリスクは、今、この時期のリアル気温差、夏場や冬のエアコン対策・室内外の寒暖差など年間を通して潜んでいます。
①~⑤+αで対策と寒暖差疲労に負けないカラダを作りましょう!