坐骨神経痛

2021/04/02 ブログ

こんにちは。

すっかり暖かくなりましたね。

昼間などは少し動くと汗ばむぐらいです。

サクラも先週から満開。

場所によっては散り始めているようですが、今週末はまだお花見できそうです。

今週もお花見ランニングでもしてこようかと考えています。

 

閑話休題。

今回は「坐骨神経痛」のお話です。

そもそも「坐骨神経痛」とは何でしょうか?

 

 

 

腰から足に掛けて伸びる「坐骨神経」が何かしらの理由で刺激、圧迫されることで現れる症状のことです。

あくまでも症状のことで、実は病名ではないのですね。

つまり、頭痛や腹痛と同じく症状を表す言葉になるのです。

多くの場合、腰痛に引き続いて発症し、次にお尻や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みやしびれるような痛みがあらわれます。

■坐骨神経痛の症状

・お尻から足先に掛けて痛みがある

・長い時間立っていると、痛みが辛くなる

・腰を反らすと下肢に痛みや痺れを感じる

・座り続けるとお尻が痛くなる

・歩くと下肢に痛みがでて、歩けなくなる

・身体をかがめると痛みが強くなる

 などが挙げられます。

 

 

■坐骨神経痛の原因

代表的な原因としては

・腰部脊椎管狭窄症

・腰椎椎間板ヘルニア

・梨状筋症候群

などが挙げられます。

また、はっきりとした原因が分からない場合もあるので、痛みや痺れがひどかったり、長く続く場合は医師に相談されることをお勧めします。

 

また、上記の病気の要因とも共通するのですが

・過度な運動

・運動不足

・長時間のデスクワーク

・加齢

・遺伝的な要因

・交通事故など

も主な原因として考えられる様です。

いずれも腰に負担をかけすぎると発症しやすくなるようです。

重い物を持ち上げたり、体をひねるような運動をする場合には注意が必要です。

■坐骨神経痛の痛みの緩和法

① 姿勢に気をつける

横から見たとき、背骨が自然なS字状カーブを保っているのが理想的な姿勢です。

S字状カーブが崩れると、腰椎に負担がかかり、症状の悪化につながります。

また、痛みが強くなるので、腰部脊柱管狭窄の人は腰のそらしすぎに、腰椎椎間板ヘルニアの人は猫背に注意してください。

腰部脊柱管狭窄症の人は、正しい姿勢でも痛みが出ることがあるので、少し前かがみの姿勢になってもOKです。

姿勢に関しては、デスクワークやテレワークが多い方は注意が必要です。

デスクワーク時には、椅子や机の高さが重要です。

顔とモニターまでの距離も手を伸ばしてディスプレイに触れるぐらいの距離でしっかり確保しましょう。

机の高さの目安は

40+(身長÷6)

椅子の高さの目安は

身長÷4

と言われています。

椅子には深く腰掛けて、背もたれに背中をつけるのではなく、腰からつくようなイメージで座ると背筋が伸びて良い姿勢で座れます。

座りっぱなしにならないよう、たまには休憩して動き回るのも良いでしょう。

 

② 整体・マッサージ

当店も含め、整体院はお医者さんではないので、原因そのものを解決することは正直できません。

ただし、痛みの緩和をお手伝いすることはできます。

坐骨神経痛は前述のとおり、坐骨神経が何かしらの理由で刺激されたり圧迫されることで起きます。

坐骨神経痛で当店に来店されるお客様は、普段は柔らかい梨状筋やハムストリングが凝り固まっている方が多いです。

坐骨神経はこの梨状筋やハムストリングの下を通っているので、ここが凝ってしまうと圧迫されて坐骨神経痛が出たりします。

なので、当店ではこのコリをとることで痛みを和らげるお手伝いを行っています。

この当店の坐骨神経痛対策施術をYoutubeにアップしています。

是非、ご覧ください(動画はコチラから)!

③ 温める

慢性的になってしまった痛みには温めて血行を良くすることも効果的と言われています。

貼るカイロなどが使い易いです。

貼る場所は、腰の下。

なぜ腰の下の方が効果的なのかというと、坐骨神経痛を引き起こしている神経の圧迫が腰の下にあたる骨盤で生じていることが多いからです。

具体的に貼るべきポイントは仙腸関節と呼ばれる部位になります。

先に書いたように、仙骨と大転子についている梨状筋が凝ることで坐骨神経を圧迫し坐骨神経痛になってしまうことが多いので、ここを温めることで血行を良くしてコリを改善することが痛みの緩和につながりやすいのです。

仙腸関節を効果的に温めるにはカイロを2枚使用します。お尻の割れ目を境に、腰の下辺りにカイロを貼るのが良いでしょう。

 

④ 軽い運動やストレッチ

股関節のストレッチやお尻のストレッチも効果的です。

・股関節のストレッチ

 1.背もたれのある安定した椅子に深く座ります。

 2.両膝をしっかり開き、膝に手を当てます。

 3.胸を張るようにしながら、太ももの内側の筋肉をゆっくり伸ばします。

 

・お尻のストレッチ

 1.仰向けになり両ひざを立てる

 2.右足を左のひざに乗せる

 3.息を吐きながら左の太腿を胸に引き寄せる

 4.そのまま20秒キープして元に戻る

 5.左右交互に繰り返す

座っている時間が長かった時には是非、お試しください。

 

痛みの緩和法などもいくつかご紹介いたしましたが、痛みや痺れがひどい場合やあまりにも長期化している場合は医師に診てもらう事をお勧めします。

 

私も2~3年前に一度坐骨神経痛になってしまいました。

ほんと辛いですよね。

まず腰痛が来て、だんだん痛みが下にスライドしていった感じというか。。。

思い当たる原因は、デスクワークの姿勢の崩れ、運動不足かなと考えています。

 

 

坐骨神経痛は誰でもなる可能性があります。

2~3年前の私のように普段不摂生をしていると、、、、

現在、コロナ禍だからこそ健康について考え、日常生活の見直しを行ってみてください!