春バテ大丈夫?

2021/04/09 ブログ

こんにちは。

4月に入り、新しい環境での生活をスタートしている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな時期に起こりがちな「春バテ」のお話です。

 

「夏バテ」ならぬ「春バテ」とは何ぞや?

「春バテ」とは、

その名の通り、春に起こりやすい心身の不調のことです。

 春は1年のなかでも寒暖差が大きい時期であり、同時に進学や就職、異動、転勤など、生活環境や人間関係に変化が起こりやすい時期でもあります。

そうした、寒暖差や生活環境の辺変化によるストレス・生活のリズムの変化により引き起こされる主な不調は以下のものになります。

・身体がだるい

・やる気が出ない

・目覚めが悪い

・イライラする

・昼間眠くなる

・ちょっとしたことで落ち込む

などです。

慢性的に上記の様な症状に心当たりがある方は「春バテ」になっているかもしれません。

女性のライフステージごとに異なる心身不調や、健康知識に関する情報を発信している「ウーマンウェルネス研究会」が、春の不調「春バテ」に関する意識調査を首都圏在住629人(20~50代男女)に実施した結果、

約9割(男性87.2%、女性93.3%)の方が、春(3~5月)に精神的、身体的になんらかの不調を感じたことがあるという結果になったそうです。

症状としては、「昼間眠い」(57%)、「身体がだるい」(57%)、「肩がこる」(54%)といった身体的な不調が多く、「イライラする」(54%)、「憂鬱感」(50%)、「気分の落ち込み」(49%)といった精神的な不調も多い結果でした。

原因としては、上でも軽く触れていますが以下が挙げられます。

① 寒暖差

春は寒い冬が明け、気候的にもすごしやすくなります。

しかし、1週間のうちの最高気温でも15~21℃と差があります。また1日のうちでも最高、最高気温は20℃近いのに、最低気温は一桁と差が激しい日も少なくはありません。

何となく、全体的に暖かくなったと感じていますが、実は春は寒暖差が一番大きな季節になります。

アパレル業界では、よく「人は20℃を超えると半袖を着たくなり、25℃を切ると長袖を着たくなる」と言われています。

これは、春から初夏にかけて気温が上がっていくと20℃を超えるあたりから半袖アイテムの需要があがり、晩夏から秋に向けて気温が下がっていくと、25℃ぐらいで長袖アイテムの需要があがってくるということです。

何が言いたいかというと、気持ち次第で気温の感じ方が変わるということです。

しかしながら、気持ちと関係ない身体の機能的な部分では実気温で影響が出ているのです。

身体が冷えると

・血行が悪くなる

・老廃物が溜る

・免疫力の低下

などの症状が起こりやすくなります。

 

② 過度なストレス≒自律神経の乱れ

春は進学や就職、異動、転勤など、生活環境や人間関係に変化が起こりやすい時期でもあります。

新しい環境や新しい人間関係で知らず知らずにストレスをためてしまっていませんか。

ストレスはもちろん目標などに向かうための原動力にもなったりします。適度な緊張感は必要なのです。

例えば、「仕事を退職してストレスがなくなりゆっくりできるようになった。しかし、周りから老け込んだと言われるようになった」的なことです。

しかし、ストレスを過度に溜めすぎると緊張状態が続き自律神経のバランスが崩れます。

この時期にありがちな新しい環境や人間関係で緊張した状態になると、自律神経のうち交換神経が優位になります。

緊張が続くと、交感神経が酷使された状態になります。

加えて、例えば「新しい仕事を任され、頑張りすぎて寝る時間が短くなった」などの状態になると、夜に優位になる副交感神経に切り替わらず、交感神経が更に酷使された状態になります。

つまり、交感神経を酷使している状態が続き、交感神経と副交感神経のバランスが崩れるわけです。

よく、「オン」「オフ」の切り替えが大事だよねとか、「プライベート」と「仕事」の切り替えが大事などと聞いたりしますが、自律神経も同様で、身体を「オン」状態にする交感神経と「オフ」状態にする副交感神経の切り替えも重要なのです。

また、現在はコロナ感染症もあり、今までになかった緊張もあります。

1年たちましたが、変異株などもあらわれ、緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置などまだまだストレスフルな出来事が続いています。

上手にストレスと付き合っていくことが必要となのです。

以下、自律神経の乱れのチェックになります。

当てはまる項目があるかチェックしてみてください

・めまい、耳鳴り、立ち眩みが多い

・手足が冷える

・手足がだるい

・肩こり、腰痛が治りにくい

・胃腸の調子が悪い

・お腹が緩い、下痢が続く

・起床時に疲労感がある

・気候の変化に対応できない

・寝ても寝足りない

・夜、眠れない

・風邪でもないのによく咳が出る

思い当たる症状が多い方は、自律神経のバランスが崩れている可能性があります。

生活のリズムなど見直し、対策をとって改善していくこをお勧め致します。

■ 春バテ対策

① 1日3回しっかり食事

よく噛むことで内臓脂肪を燃焼し、体温を上げるホルモンの神経ヒスタミンが分泌されます。

それによりアドレナリンなどの分泌が抑制され気分がリラックスします。

食事の時間をとる事で心にも余裕がでます。ぎつぎつのスケジュールではなく、余裕をもったスケジュールを作ることが必要なのです。

また、ストレスに強くなる栄養素として、ビタミンとミネラルがあげられます。

ビタミン(B群、Cなど)は、神経を落ち着かせ、脳細胞を活性化する力があり、ミネラル(カルシウム、鉄など)は、筋肉、神経内でさまざまな生理機能を調整する役目を果たしています。

身体の中からストレスに強くなるために、バランス良い食事を心がけましょう。

 ・ビタミンB1:豚肉、ホウレンソウ、ごはん(白米、玄米、発芽米)など

 ・ビタミンC:レモン、いちご、キウイ、柿など

 ・カルシウム:牛乳、ヨーグルト、小松菜など

 

② 起床時にコップ1杯の水を飲む

水分補給により、腸が刺激され動きが活発になります。

また、血流も良くなります。

胃腸のコントロールは自律神経が関わっています。胃腸を整えることも自律神経を整えることにつながるのです。

宣伝1:当店でもお腹整体を行っております。腸のコリ、位置などを整える内容になっています。ご興味のある方は是非、店頭にてお問合せ下さい!

 

③ 質の良い睡眠

春は日照時間が増え、ついつい夜更かしをしてしまったり、気温の変化で上手く寝付けなかったり、眠りが浅いといった状態になってしまいがちです。

以下のポイントを意識して、睡眠習慣を改善しましょう。

・寝る前にPCやスマホの画面を見ない(1時間前にはOFF)

・入浴などで体を温めておく(38~40℃のお風呂に10~20分)

・目を温めてマッサージをする

・寝室の温度と湿度を調整する(23℃前後、湿度50~60%が目安)

また、音楽を聴く、アロマを炊くなど、寝る前にリラックスした状態に整えることもおススメです。

寝るときの服装はやはりパジャマを着た方が、良い睡眠がとれるというアンケートがありました。部屋着からパジャマに着替えることで「今から寝るぞ!」というスイッチが入るのかもしれませんね。

良質な睡眠と睡眠時間は違うことも注意が必要です。

平日頑張りすぎると、休日についつい寝坊してしまいます。

平日と休日の就寝・起床リズムのズレのことを「ソーシャル・ジェットラグ」といいます。

休日に朝寝坊をすると、太陽の光で刺激を受けるタイミングが遅れ、体内リズムが乱れて日中に眠気や疲労感を感じやすくなります。

休日に寝だめをしないよう注意しましょう。

 

宣伝2:良質な睡眠には寝具のセレクトも重要です。特に枕!

「枕難民」という言葉があるぐらい、自分に合う枕を探されている方も多いのではないでしょうか。

当店でも整体師が作った整体枕「安眠先生」を販売しております。

現在(~4/14(水))、京王アートマン聖蹟桜ヶ丘店2Fセンターコートでポップアップショップを開催しております。是非お試し頂ければと思います。

枕紹介動画もありますので、コチラよりご覧ください!

動画で枕の紹介をしている当社の中の人、「オオニシ」さんも販売に立っておりますので、是非宜しくお願い致します。

④ ストレス解消

イライラなどのストレスは発散しましょう。

ストレス発散法は人によって違います。

簡単にできるストレス解消法としていくつかご紹介します。

 

・身体を動かす

散歩やウォーキング、ランニングなどで汗をかいてストレス発散!

有酸素運動は脳が刺激され、ストレスを和らげてくれます。

 

・泣ける映画、ドラマなどをみる

「涙活」という言葉もありますが、泣けると評判の映画、ドラマ、マンガなどに触れてたまには思い切り泣いてみましょう。

涙を流すと、副交感神経が優位になりリラックスすることができます。

 

・紙に書いてみる

ひとに愚痴ったりするとストレス発散になりますよね。

今はなかなか「飲み会で愚痴ってストレス発散」なども行いにくい状況だと思うので、紙に書いてみるのも良いでしょう。

書いた紙をあとで振り返ってみると、自分でその考え方や思考などを冷静に判断でき、今後同じようなことが起こった時の対策にもなります。

 

・家を掃除する

掃除も集中することで、心のモヤモヤを解消してくれます。

また散らかった部屋はそれだけでもストレスになるので、片付いて心も部屋もスッキリするのではないでしょうか。

綺麗に片付けられた時の達成感もプラスに働きます。

 

・ボーっとする

ぼーっとすることで、頭の中が整理され、心に余裕が生まれます。

心に余裕が生まれることで、落ち着きを取り戻すことができ集中力が高まり、ストレス軽減につながります。

 

・大きな声を出す

スポーツ選手は、競技前や競技中に声を出すことで気合を入れています。

大声を出すことは脳を刺激し、心と体をリフレッシュしてくれます。

ただし、大きな声を出す場所、時間には注意しましょう!

 

・整体、マッサージ

ストレスには心に掛かるものと肉体的にかかるものがあります。

肩こりや腰痛などの痛みも身体にとってのストレスとなっています。

この痛みを緩和することでストレス軽減につながるのです。

当店の得意分野です。是非、悶絶整体を堪能してください!

痛さからのスッキリ感は癖になりますよ(悶絶しない整体もできますのでご安心下さい)。

当店の基本施術動画は下記から。

基本施術動画その1

基本施術動画その2

お時間のある時にご覧ください!
 

⑤ 体温調整しやすい服装

春バテ予防のポイントのひとつとして、冷え対策が挙げられます。

朝晩や屋内外の寒暖差によって体を冷やしてしまわないよう、服装には注意が必要です。

服装以外も含め冷え対策として、まずは以下を参考にしてみてください。

・カーディガンやストールなど、体温調節できる服装を心掛ける

・カイロや温熱シートを使って、血流の多い首・腰・お腹・太ももを温める

・シャワーで済ませずに入浴する

・適度な運動で血流・代謝を高める

 

 

 

せっかくの良い季節です。

以上を参考にして頂き、春を健やかに過ごして頂ければと思います。