ストレスって何者?

2021/05/14 ブログ

こんにちは。

今日は良いお天気でしたね。

真夏日で岐阜県の多治見をはじめ全国46の地点で30℃を超えたそうです。

加えて、11日には九州南部で梅雨に入ったとか。

これは統計史上2番目に早い梅雨入りだそうです。

関東も5月中に梅雨入りするとかしないとか。

昔は「梅雨寒」なんて言葉もありましたが、最近ではぱったりと聞かなくなったように思います。暑い梅雨は気がめいりますね。。。。

長い梅雨にならないことを切に願います。

 

 

さてさて閑話休題。

今回はストレスのお話です。

最近では、長く続く自粛生活などでストレスMAXなどよく聞きます。

そもそもストレスって何?というお話です。

ストレスというと、上のイラストの様になんだか悪いイメージがしますよね。

しかし、ストレスとは?と調べてみると

「外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のコト」

とあります。

外部からの刺激とは

・環境的要因

天候、気温、音、光など

 

・身体的要因

病気、睡眠不足、妊娠など

 

・心理的要因

不安、悩み、喜びなど

 

・社会的要因

人間関係、仕事が忙しい、人事異動、転職など

 

様々な刺激があります。

「ん?」と思った方もいらっしゃるとは思いますが、ストレスを引き起こす「外部からの刺激」というのは何も悪いことだけではないのです。

喜ばしいことでも刺激は刺激、人はストレスを感じるのです。

 

もともと「ストレス」というのは物理用語だったそうです。

膨らんだ風船を想像していただき、風船を指で押します。

押した指が外部からの刺激で、形の変わった風船の状態がストレスという事なのです。

 

人はストレスが発生すると生体反応がでます。

 

① 情緒変化

怒り、恐怖、不安、失望など

 

② 身体変化

冷や汗、動悸、めまいなど

 

③ 行動変化

①や②を解消しようと行動に変化がでる。

喫煙量増加、飲酒量増加、せわしなく動くなど

 

これは、ストレスから自己を守ろうと防衛本能が働くためです。

この状態から、更に強すぎる刺激だったり、強い刺激が長期間続くと、先ほどの風船が破裂するように身体に様々な症状が出るのです。

 

ストレスによる症状は以下の通り。

 

・全身症状

疲れやすい、気力がわかない、身体がだるいなど

 

・筋肉系症状

肩こり、腰痛、首コリ、手足がだるい、偏頭痛、関節痛など

 

・感覚器系症状

目が疲れやすい、めまいがする、多汗になるなど

 

・睡眠障害

寝つきが悪い、眠りが浅い、寝た気がしないなど

 

・循環器系症状

心臓がドキドキする、胸が痛くなる、脈が飛ぶなど

 

・消化器系症状

食欲不振、胃もたれがする、吐き気がする、便秘、下痢など

 

様々な器官に症状が出ます。当然ながら精神的にも疲弊していってしまいます。

怖いです。。。。

そんな怖いものなので、「ストレスがなくなったらいいな~」なんて考えてしまいますよね。

しかし、ストレスは大小、強弱はありますが外部からの刺激で起きるものなので、生きている以上なくすことはできないのです。

 

しかし、昔科学者が外部からの刺激がなくなったら人はどうなるのか?という実験をしたことがあるそうです。

1950年代に行われた「感覚遮断実験」なるものです。

背景的には朝鮮戦争などがあり、その辺の理由で、なんやかんや行ったみたいです。

→詳細が気になる方は調べてみてください。

 

やり方としては、被験者に目隠し、耳栓をつけ、手には筒をはめて物を触ることができないようにします。

食事とトイレ以外は柔らかいベッドの上で寝ていることしかできない状況に置かれ、視覚・聴覚・触覚刺激の入力を極力制限します。

 

結果として、当初6週間の予定の実験が数日で中止ということになりました。

被験者は何もすることがないので、はじめのうちはよく眠りますが、目が覚めるとだんだん落ち着かなくなり、何かを目にしたり耳にしたり、触ったりしたいと感じるようになってきたそうです。

そして、こうした状態が2、3日続くと思考に乱れが生じてまとまらなくなったり、物をきちんと考えることができなくなり、また身体的にも違和感などを訴えるようになったそうです。

つまり、思考に支障がでるだけではなく、身体的にも支障が出てしまったということです。

ちなみにこの実験は危険すぎるということで、現在では禁止されているとのことです。

 

この実験からもわかる通り、人は正常に生きていく為には外部の刺激(それによるストレスも含め)が必要なのです。

つまりストレスをなくすのではなく、ストレスと上手に付き合うことが重要なのです。

 

ストレスとは「外部からの刺激を受けたときに生じる緊張状態」です。人は緊張状態を長い間継続できないので、変化しようとします。

逆接的に言い換えれば、変化が必要な時にストレスを感じるのです。

 

 

ストレスと上手に付き合えばパフォーマンスを上げることもできます。

例えば、

スポーツ選手が、金メダルが掛かった試合でいつも以上に良い結果を出したり、「今日は、彼女とデートだから定時に帰る」と目標を決めたときにいつも以上に仕事がはかどったりするあれです。

プレッシャーという刺激に対し、いつも以上に集中力を出すという変化が起きたためパフォーマンスが上がったということです。

以下、ストレスとパフォーマンスの関係になります。

縦軸にパフォーマンスの高低、横軸にストレスの高低を表しています。

パフォーマンスを表すグラフはおわんを伏せた形になります。

つまり、ストレスが高すぎても低すぎても高いパフォーマンスは出せず、適度なストレスがあったときに最高のパフォーマンスが出せるということです。

 

ストレス研究でノーベル賞を受賞したカナダのハンス・セリエ博士は「ストレスは人生の最高のスパイスである」と述べています。

受け止め方次第で、良い方向にも悪い方向にも影響するストレス。

上手に付き合って自身の成長につなげていけると良いですね!

 

とは言っても長く続くストレスはつらいものです。

ストレスをコントロールするためにはリラックスすることも必要です。

「身体のコリをとってリラックス!」

骨盤先生のカラダメンテ、SKP整体、アピタからだ塾ともに、お身体のコリをしっかりほぐします。

リラックスしたいときには、是非、一度お試し下さいね!