あなたの知らない「夏冷え」の世界
こんにちは。
暑い日が続いていますね。
コロナ禍であり方を問われる形になったオリンピックですが、とうとう開会式です。
東京圏では無観客ということもあり、何かまだ実感がわかないのが正直なところですが、オリンピックに向けて準備を進めてきた選手や、選手を取り巻くスタッフの皆様には練習の成果をぶつけて頂きたく思います。
制限された状況下での大会となりましたが、お家から精一杯の応援をしたく思います!
さてさて閑話休題。
今回は「夏冷え」のお話です。
「熱中症」「夏バテ」に続き、夏の三大不調の原因の1つかと思います。
「夏冷え」は冷房などで過度に暑さ対策を行うと陥りがちです。
ここ数年の夏は容赦ない暑さとなっています。
2~3日前に北海道で37℃超を記録したことも記憶に新しいです。
夏の最高気温は熊谷や多治見のものといったイメージでしたが、最近ではそんなことはないようです。この時期に37℃超えてくるとなると、観測史上最高気温41.1℃(浜松)というのも今年あたり塗り替えられるかもしれませんね。
少し話がそれましたが、もとに戻します。
熱中症対策などで冷房は欠かせない存在になっています。しかし反面、この人工的な冷気にあたり過ぎているとカラダの不調を感じやすくなる方も多いようです。
日本の夏は自宅や職場、交通機関、スーパーやコンビニ、ショッピングモールなど冷房がキンキンに効いた場所が多いです。
また、どうしても暑いと食事でも冷たい食べ物をとったり、おやつでアイスクリームやかき氷、仕事が終わって晩酌に冷えたビールなど1日を通して冷たい食物をとるケースが多くなりがちです。
と言うように、場所や食べ物など日本の夏は暑いのですが、実は冷えやすい環境でもあるという反面もあるのです。
冷えとは、カラダが”冷たい”、”寒い”と感じることです。
冷房の効いた室内に長時間いるとカラダは体温を維持しようとし血管は収縮します。
そうすると、血流が悪くなりカラダの末端である手足から冷えていきます。
また、室内外の温暖差が大きいとカラダはうまく対応できず、体温調整を司る自律神経のバランスが崩れ、カラダの手足など末端から冷えていきます。
また、夏に美味しい冷たい食物ですが、食べ過ぎ、飲みすぎは内臓が一気に冷えてしまいます。
そしてその冷えた内臓を温め直すには大変なエネルギーと時間が必要になるのです。
当然、内臓が冷えるとおなかを下しやすくなります。
胃腸関係は自律神経が司っています。お腹を下すことでまた自律神経のバランスも崩れてしまうのです。
また、冷えには他の原因もあります。
・ストレスからくる自律神経の乱れ
上記と逆説的になりますが、過度のストレスや不規則な生活を続けると自律神経のバランスがくずれがちになります。
自律神経は体温調整も司っているため、バランスが崩れるとうまく体温調整機能が働かなくなり冷えにもつながります。
・皮膚感覚の乱れ
下着やきつい靴下などで体が締め付けられると血流が悪くなり、気温を感じる皮膚感覚がマヒして結果、冷えているのに気づかないという状態から冷えがひどくなるという状態も起こります。
・血液循環の悪化
貧血、低血圧や血管系などの疾患があると血流が滞りやすくなり冷えにつながる場合もあります。
・筋肉量が少ない
筋肉運動による発熱や血流量が少ないと冷えやすくなります。
女性は男性よりも筋肉量が少ないケースが多いので、男性に比べ女性に冷えが多いのは筋肉量の差とも言われています。
また運動不足や加齢による筋肉量の減少も同じように冷えにつながることがあります。
■ 夏冷えの予防
① 室温は外気▲5℃
室温の目安は25~28℃です。外気との温暖差が大きくなると自律神経に負担が掛かるので注意が必要です。暑さを感じるようであれば、首振りの扇風機などを使って空気を動かすなどしても良いでしょう。
② ストールや靴下を身近に常備
ストールやカーデガンなどの羽織物や靴下などを常備して寒い時には使えるようにするのもおススメです。自宅などは自分の判断で気温調整ができますが、オフィスや交通機関など自分の都合で気温を変えられないケースも少なくありません。
そんな時、カラダを冷やし過ぎないように、すぐ使えるように1枚常備しておくと便利です。
③ カラダを温める食材を摂る
夏はどうしてもそうめん、冷やし中華などの冷たい食事や冷たい飲み物をとりがちです。
たまには生姜やニンニク、ネギ類、根菜類、唐辛子などカラダを温める効果のある食材をつかってみるのも良いでしょう。
④ 軽い運動で血流を促進
ハードな運動は必要ありません。少し汗をかく程度の運動で充分なので定期的にカラダを動かすようにしましょう。
ウォーキングやランニング(ジョグ)、スイミングなど有酸素運動が効果的です。
⑤ 湯船につかって汗をかく
夏はどうしてもシャワーですませがちですが、湯船につかることも大切です。
入浴はカラダの芯が温まりますし、リラックス効果もあるので自律神経のバランスを整える意味でもおススメなのです。
⑥ ストレスを溜め込まない
過度のストレスは自律神経のバランスを崩します。体温調整は自律神経が担っているのでストレスコントロールは必須です。
自分にあったストレス発散法や、適度な運動、質の良い睡眠で過度なストレスを溜め込まないようにしましょう。
冷房などで体が冷えると肩こりや腰痛などにもつながります。
当店にご来店頂ければ、肩こりや腰痛のケアはもちろん施術による血行促進もお手伝いできます。また、お腹整体や施術によりカラダを整えることで自律神経のバランスを整えるお手伝いも可能です。
夏の不調を感じたら、是非ご来店してお試し下さいね!