改めて肩こりのお話し
こんにちは。
最近はまた比較的暖かな日が続いていますね。
過ごしやすい日が続いていますね。
SNSなど見ていると、東北地方や北関東の紅葉が見ごろ的な写真が目立つようになってきました。
今年は紅葉でも見に行きたいなと思うのですが、いつぐらいが見ごろになるのでしょう?
天気予報によると、
「紅葉の見ごろは、秋(9~11月)の気温が低いと早まり、高いと遅れます。
11月中旬にかけて、北日本や東日本で気温が高く、その後は全国的に平年並か低くなる見込みです。
このため、今年の観光名所の紅葉見ごろ時期は、平年並の所が多いですが、遅い所もあるでしょう。」
とのことでした。
横浜あたりだと紅葉が楽しめるのは12月頭ぐらいになりそうですね。
さて、閑話休題。
紅葉は例年並み、もしくは遅くなるかもという予報ですが、「肩こり」シーズンは着実に来ています。
今回は改めて「肩こり」とはというお話しです。
そもそも「肩こり」とは
「肩こり」とは症状を表すもので、病名ではありません。
その症状は「こっている」「張っている」「だるい」「痛い」などさまざまに表現されます。
「肩こり」には、頭と首と肩をつないでいる筋肉が関係しています。
この筋肉は重たい頭を支え、肩甲骨を動かす際に使われており、日常生活の中でもよく使われる筋肉の一つです。
筋肉は緊張している状態が長く続くと疲れて固くなります。筋肉がこわばって硬くなると血行不良を起こします。
血行が悪くなると、肩の筋肉にたまった疲労物質や痛み物質がうまく排出されず、神経を刺激して、コリや痛みが生じると考えられています
では「肩こり」に関係する筋肉とは・・・
① 僧帽筋(そうぼうきん)
首から背中にかけて広がっている筋肉で、肩こりに大きく関わっています。
僧帽筋に問題があると、肩をすくめたときに痛みが起こります。
② 肩甲挙筋(けんこうきょきん)
首と肩甲骨をつなぐ筋肉です。
僧帽筋とともに、肩をすくめるときに働きます。
首筋下から肩にかけてコリや痛みがある場合、肩甲挙筋が硬くなっている可能性が考えられます。
③ 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
首の側面にある大きな筋肉で、鎖骨や胸骨につながっていることからこの様な名前になっています。
首を曲げたり、回したりするときに使う筋肉で、胸鎖乳突筋が凝り固まっていると、首を前に傾ける動作がつらくなります。
④ 頭板状筋(とうばんじょうきん)
首の後方にある筋肉で、首を伸ばすときに使います。
「首を後ろにそらすと痛い」という場合は、板状筋のコリが関係していることが多いです。
⑤ 菱形筋(りょうけいきん)
僧帽筋の深部に存在する筋肉です。
筋肉を縮める働きがあります。菱形筋が緊張すると、肩甲骨の動きが妨げられ、肩こりや猫背の原因になります。
「肩こり」の症状には以上の筋肉が関わっていることが多いです。
ただし、加齢とともになりやすくなる「50肩・40肩」については「肩こり」とはちょっと違うのでこの限りではありませんと言うことを付け足しておきます。
「肩こり」の原因で多いのは以下の4つ!
① 長時間の同じ姿勢
② 眼精疲労
③ 運動不足
④ ストレス
①と②に関しては、デスクワークや読書、細かい作業を行う時に起こりやすくなります。
パソコンやスマホの操作、読書、手仕事などをするときは首を少し前に突き出す姿勢になりやすく、また、両肩を少し前にすぼめる姿勢にもなりがちです。
こうした姿勢を続けていると、首から肩の筋肉に緊張性の疲労が生じ、血流が悪くなり、肩こりを起こしやすくなります。
また細かい文字などを見続けると、目やその周囲の筋肉が緊張し、それと同時に首や肩も緊張します。
とくにパソコンやスマホの場合、光源を見つめているのと同じなので目が常に緊張を強いられ、まばたきの回数が減ります。
そのためドライアイから眼精疲労を起こし、それも肩こりの原因につながります。
③の運動不足に関しては、言わずもがな。
身体を動かさなければ余計に筋肉は固まりやすくなったり、筋力が低下したりします。
筋力が低下すると筋肉は緊張しやすくなるため、血行も悪くなります。
トレーニングしましょうというのではなく、ストレッチなど日常生活のなかで身体を動かすことが大事なのです。
④のストレスについては過度なストレスは自律神経のバランスを崩します。
自律神経には、活動的なときに優位になる交感神経と、安静時に優位になる副交感神経があり、ストレスを感じたときは交感神経が優位になります。
その結果、血管が収縮し、血行が悪化し肩こりにつながりやすくなるのです。
「肩こり」対策として、デスクワーク時にも長時間同じ姿勢にならないように適度に休憩をとり、のびなどを含むストレッチを行いましょう。
また、細かい作業を行っている時も、定期的に遠くを見る、目をつぶって温めるなど目の疲れ対策を行うと良いです。
また、規則正しい生活や、適度な運動を日常に取り入れることでもストレス、運動不足からくる「肩こり」の対策になりますのでぜひ心がけてみてください。
日本人は、欧米人に比べると肩こりになりやすいといわれています。
その理由のひとつが、骨格や筋肉の違いです。日本人は、頭が大きいわりに、首から肩にかけての骨格や筋肉がきゃしゃにできています。
なので、首から肩にかけての筋肉が疲れやすくなるのです。
また、これからの季節は気温が下がるので首をすぼめて縮こまるなんてことも増えると思います。
今のうちに生活習慣の改善や現状のコリをほぐしておきましょう。
「肩こり」がひどくなると頭痛など他の不調につながってしまったりもします。
「肩こり」にお悩みの方は、ぜひ当店も一度試してみてくださいね!