冬の不調原因の寒暖差疲労にご注意

2021/12/03 ブログ

こんにちは。

とうとう12月。今年も残り1カ月となりました。

緊急事態宣言もない久しぶりの12月ですが、皆さま、今年の年末はどう過ごされますか?

忘年会に帰省、旅行など計画されている方も多いのではないでしょうか。

少しオミクロンなんてのも出てきて不安ではありますが、感染予防対策はしっかり行い久しぶりの規制なしでの年末年始を楽しみたいですね。

 

12月に入り、何か一気に寒くなったと思うのは私だけでしょうか。

気温がそこそこあっても風が強かったり、風が穏やかだと気温が低かったり。

バイク乗りの私には厳しい季節となりました。

特に風が強いと体温がかなり持ってかれます。。。。。

まあ、冬は寒い物なのですがね。

と、気温の話を強引に入れてみましたが、以前のブログでもお話しした通り、冬は「肩こり」「腰痛」などをはじめ身体の不調を感じる方が一番増える季節となります。

そして、この不調の要因として多いのは「寒暖差疲労」と言われています。

夏も「寒暖差疲労」あったじゃん?と思われる方、さすがです。

そうです、夏にもあったそれです。

ではなぜ、冬の方がこたえるのか?

夏と違うのはベースの気温。

夏は基本「暑い」です。

そこに科学の力で「冷房」を入れることで寒暖差が生まれます。

冬はベースが「寒い」。

寒いと身体が縮こまり、こわばります。

要するに、身体に無駄に力が入ってしまいがちになるわけです。

なのでその分、夏よりも症状が出やすくなるのです。

では改めて、寒暖差疲労とは

冬は、1日の最低・最高気温の差が大きくなります。

また、暖房機器を使用することで室内外の気温差も広がるのでさらに体が寒暖差のある環境に置かれることになることになります。

こうした寒暖差の激しい環境で過ごしていると、私たちの体は気温差に対応しようと何度も熱を作ったり逃がしたりして必要以上にエネルギーを消費するのです。

身体の体温調整は自律神経が担当しています。

体温調節のために、自律神経のうちのオンを司る交感神経とオフを司る副交感神経が頻繁に切り替わることになります。

その結果、自律神経のバランスが乱れて、寒暖差疲労が蓄積されていくのです。

自律神経のバランスが崩れると、交感神経と副交感神経が上手く切り替わらずに、自分が意識している以上に身体が冷えやすくなってしまいます。

身体の冷えは、疫力の低下にもつながりやすくなります。

結果、風邪やインフルエンザなどにもかかりやすくなってしまう可能性もあるのです。

最近では空調が完備された環境が増えていることで、寒暖差への耐性が弱い人が増えている傾向があるといわれています。

過ごしやすい環境を作ったことで、身体的には弱く?なってきているのかもしれませんね。

寒暖差疲労で起こりやすい症状としては

・肩こり

・めまい

・顔のほてり

・食欲不振

があげられます。

「夏バテ」の症状と似ています。いうなれば「冬バテ」といったところでしょうか。

他にも自律神経のバランスが崩れることにより

・体がだるい

・気分が落ち込み、物事を楽しめない

・集中力が続かず、やる気がでない

・すぐにイライラしてしまう

・睡眠を取っても疲労感が抜けない

・寝つき・寝起きが悪く、眠りも浅い

・食欲不振・胃腸のトラブル

・風邪やインフルエンザなどにかかりやすい

などもあげられます。

空調設備の進化により寒暖差疲労耐性が下がってきていると先に書きましたが、ご自分の寒暖差疲労耐性の有無をチェックしてみてください。

 

□ 夏の暑さも冬の寒さも苦手

□ 周りの人に比べて、冷房や暖房などの空調が苦手

□ 気温差が激しくなる季節の変わり目に体調を崩すことが多い

□ 寒いところから暖かい所に移動すると顔がほてりやすい

□ 顔がほてると元に戻るまで時間が掛かる

□ 手、足など末端が冷たく感じることが良くある

□ 冬は身体が冷えてなかなか寝れない

□ 入浴しても身体の芯まで温まるのに時間が掛かる

□ 冬は保温下着が手放せない

□ これまでに熱中症、またはそれに近い状態になったことがある

 

以上、チェック項目が多い程、寒暖差耐性が低い可能性があります。

7個以上チェックが入る方は、寒暖差にしっかりと気をつけましょう。

寒暖差疲労を起こしやすくなる気温差は、「前日と比較して5℃以上」といわれています。

空調のきかせ過ぎには注意して服装で調節していきましょう。

 

また、寒暖差疲労を溜め込まずにリセットしていくことも大切です。

・湯船につかる

湯船につかるとシャワーよりも身体が芯から温まります。またリラックス効果もあるため自律神経のバランスを整えることにも役立ちます。

・服装

寒い時には首が付くところを温めるのが良いとされています。

首、手首、足首などを冷やさないようにしましょう。

また、室内にいるときはカーデガンなど羽織アイテムを用意して、空調の設定温度を上げるのではなく羽織ったり、脱いだりして体温を調節しましょう。

・食べ物

身体を温めるものを摂るようにしましょう。

手軽な飲み物としては

ココア、紅茶、緑茶

他には生姜湯、甘酒なども身体を温めます。

コーヒーは飲みすぎると身体を冷やすので注意しましょう。

・適度な運動

週間として、適度な運動習慣をつけて血行を良くしましょう。

決してハードなものでなくて良いです。無理なく続けて習慣化することが大切です。

 

 

これからますます寒くなってきます。

そして、年末年始で忙しくなってくる季節です。

寒暖差疲労に注意して、素敵な年末年始を迎えましょう!