私たちの大切な家族~ペット~の話

2022/04/15 ブログ

今日は整体とは関係ないのですが、少し私の個人的なお話を。

皆さんはペットを飼ったことがありますか?

つい最近、私の整体術をペットのワンちゃんにも試してみようって企画が上がりました。老犬やヘルニアで歩けないワンちゃんに対して整体術で貢献できないか?と。

 

今ペット業界は大変な盛況で、ワンちゃんも猫ちゃんも900万頭がペットとして家庭で飼われているようです。

ワンちゃんは900万頭で飼われてる家庭は800万件、猫ちゃんは900万頭飼われていて所帯数は600万件。つまりワンちゃんは1頭飼いが主流で、猫ちゃんは数頭飼ってらっしゃる方が多いってことですね。

実は私も2年前までミニチュアダックスを飼っていました。名前は身体の色からココアと名付けて、それはそれはかわいがって育てていました。生後3か月で我が家の一員になり、2年前まで家族として一緒に暮らしました。

我が家は一人息子しかいなく、それも私が40歳で初めて授かった息子でしたので、色々考えることがありまして。息子にも下の者を可愛がるってことを教えることにもつながると思い、ココアを飼うことにしました。

ヤンチャでとても小さくかわいい女の子でした。すくすくと育ち、それこそ息子よりもかわいい存在になっていました。(笑)

 

そんなココアが2年前に9歳という若さで亡くなってしまいました。それは我が家にとって青天の霹靂のようなショックを与えました。

亡くなる前まで異変に気が付かなかった自分を責めました。亡くなる前までいつもと何も変わらない生活を送っているように感じていましたが、今考えると、実はそれとなく前兆のようなものはあったのです。

毎日一人で留守番をしてくれて、私たちが帰ると玄関まで必ず迎えに来てくれて、私たちの顔を見つけるとそれは嬉しそうに尻尾を振ってお出迎えしてくれていたココア。

ですが、亡くなる1か月前頃にお迎えが無かったことがありました。寒い時期でしたので部屋にコタツを置いており、ココアは私が帰宅しても出てこないでコタツの中に入って寝ていました。こんなことは今までなかったんですが、その時は「な~んだ、寝てるな?お迎えをさぼりやがって!」とそれくらいの感じで受け止めていました。

でもおそらくその時はもうココアの体を病魔が犯していたんでしょう。(泣)

ワンちゃんも猫ちゃんも人間と違って言葉を交わしてくれません。辛くても痛くてもよほどでなければ飼い主に笑顔を向けて接してくれます。そんなココアに気が付いてやれなかったことを今さらながら後悔してしまいます。

実は、肝臓がんという病がココアの体を蝕んでいたんです。気が付いたのは亡くなる10日前くらいでしたか?

いきなりココアが嘔吐したんです。そういえば毎日元気だったココアがしんどそうで、遊びも少し億劫そうにしていました。(その時はココアも面倒だな~さぼってるんだなくらいに思っていました。)本当に今思えばココアは私たちに辛さを訴えていたんでしょうね?いきなり嘔吐したココアを見て夫婦ともビックリ!すぐに獣医さんのところに駆け込んで検査してもらったら、肝臓に大きめな塊が3つありますね、と。

それからは一気に病状が悪化して、獣医さん曰く手術も無理でしょうからと・・・。

私たち夫婦はおろおろするばかり。何もしてやれない悔しさが自分を責めるだけ。

亡くなる日、朝に目が覚めるとココアがそばにいない!あら?どうしたんだろう?と周りを見ると私の枕元におそその跡。あ~これで隠れたんだな?と思って探すと、キッチンの隅に寒いのに小さくなってうずくまってるんです。怒られる!と思ったのか、辛くてしんどい体に鞭打って隠れてるんですよ。もうかわいそうで・・・。今このブログを書きながら思い出して涙が出てきます。

自分が辛いはずなのにいつものように隠れようとするココア。寒くて震えながらうずくまってる姿を今も思い出します。

 

それからも元気がなく、ただ私たちのそばで横になって眠ってるココア。いきなりまた嘔吐したので会社に出社する前に獣医さんに連れて行ったのですが、もうそんなに持たないかも?って。これからは痛みを緩和するためにモルヒネ?を投与して辛さを和らげてあげましょう、とのこと。

家内はココアを見ててやりたい!と言ったのですが、仕事も忙しくなってきた時でもあり何かあったら電話くださいと獣医さんに言い残し、ココアを預けて会社に行きました。

仕事をしてるとものの1時間ほどで病院から電話があり、急変したのですぐに来てほしいとのこと。取るものもとりあえず夫婦で飛んでいきました。

しかし、その時はすでに遅くココアは永い眠りについた後でした。獣医さんが「息を引き取る間際に周りを少し見渡して私たちを探してたようですよ。私(女性の獣医さん)の顔を見て安心したのかそのまま眠るように・・・」と。

夫婦で周りをはばかることなく泣きました。

すまない!ごめんね!口から出る言葉はそればかり。

連れて帰って箱から出したら、眠ってるようなココアを抱きしめてしばらく号泣でした。

今でも涙が出てきます。

あれから2年弱。いまだにココアロスが残ってて、次の子を飼うことをためらう私たち夫婦です。

ペットたちは言葉がしゃべれません。どんな小さな変化も飼い主が見て取ってあげないといけないんだ!とつくづく思いました。次の子を迎える勇気が出た時には、必ずその子の心の声を拾ってあげようと誓う今です。

 

何だか整体とは関係ない話を長々とさせて頂いて申し訳ありません。ではまた来週のブログで・・・。